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松方弘樹死去。マグロに対する最後の訴えが話題に!

1月21日、脳リンパ腫のため死去した俳優の松方弘樹さん。巨大マグロを釣り上げたりと元気なイメージでしたが…。

そんな松方さんの最後の訴えはマグロのことでした

松方が訴える『乱獲規制問題』

俳優の松方弘樹さんは長年、『巻き網漁によるマグロの乱獲規制』問題を訴えてきました。

松方さんが巨大マグロを2年連続で釣り上げて、大きな話題になったのは2009年11月22日のことです。

山口県萩市の離島・見島で開かれていた『萩クロマグロトーナメント』

300kgを超える巨大マグロを釣り上げ、2年連続の優勝したのです。

 

優勝当日にインタビューに答えた松方さんは、優勝の喜びよりも「『巻き網漁』を規制強化すべし!」ということを訴えました

そんな松方さんが、脳腫瘍の可能性があることを明かしたのは2017年2月。その後は闘病生活を送っています。

その生活の中でも、松方さんの「マグロを守ってくれ」という思いは並々ならぬものがありました。

松方さんは健康だったときにこう語っています。

「人間の力で釣り上げるマグロ一本釣りは獲る量はたいしたことはなく、水産資源に優しい“エコ”な漁法なのです。

それに比べて産卵期の魚や小さい魚を根こそぎ獲る『巻き網漁』は魚の枯渇につながる。水産資源に優しくない乱獲漁法なのです。

海外30か国以上で釣りをしてきましたが、規制が厳しい国では魚が獲れますが、乱獲を放置している国では魚が枯渇する違いがあります。

日本も海外並みの規制強化をすべきです」

『巻き網漁』とは?

松方さんがそんなに危険視する、巻き網漁とはいったいどういうものなのでしょうか?

巻き網漁とは、1000m以上の網を広げ、その中の魚を種類や大きさにかまわず、一網打尽にする乱獲漁法

水産資源に優しくない漁法の代表的手法なのです。

もともと巻き網船はアジやサバやイワシを主に獲っていました。しかし、これらの魚種が乱獲で減少してきたため、マグロやブリなどの他の魚まで獲るようになったのです。

今年も1800tのマグロが一網打尽にされ、結果マグロ全体の数は激減してしまっています。

巻き網漁を行えば行うほど、獲っている魚の数は減っていってしまいます。

このまま続けていけば、マグロが食べれなくなる日も近いでしょう。

だからこそ、松方さんは『巻き網漁によるマグロの乱獲規制』問題について長い間、訴えかけてきたのです

松方さんは、こうも語っています。

「漁業者による見境のない乱獲は、自分で自分の首を絞めているようなもの。

早く手を打たないと、取り返しのつかないことになる。もう時間はありません。

いったん失われた漁業資源は、もう元には戻らないからです。

漁民と釣り人は、海の守り人。水産庁はきちんとしたルールを作って、漁師や僕ら釣り人はそれを守る。

四方を海に囲まれているのに、ここ最近の日本人は持続可能な漁業を忘れてきました。

ちゃんと管理された漁業をやっていけば、魚はどんどん戻ってくる。釣り人も来るし、漁師の後継者もできる。

そうすれば、日本の漁業は成長産業になると思いますよ」

1度この問題に真摯に向き合い、魚を戻すために行動しないといけないのかもしれません。

マグロだけでなく、他の魚も食べれなくなってしまうかもしれないですよね…。